桃はそれなりに好きという程度だったのが、唐突に大好きになってしまった。そんな切っ掛けとなったのが、伊達の蜜桃と、伊達の蜜姫。本日桃の話です。このスケッチはさっき描きました。
コロナ禍の前なので結構前の夏のコミケ。軽い気持ちでのんびり一般参加した際の事でした。開場前から並んだりするのはちょっとつらいので、基本的に一般参加する際は正午以降にしています。
軽い気持ちだったので、サークル参加されている知人さんへの差し入れを用意しておらず、当日慌てて豊洲のららぽーとに寄って差し入れを購入しました。さてビッグサイトへ、と思ったその時ふと、催事場のような広場で桃が売られておりました。JAふくしま未来さんによる出張販売だったと思います。
一玉くらいなら邪魔にならないからいいかな。と、これまた軽い気持ちで購入しようとしたところ、1玉売りも出来るけれど、4玉セットで千円ちょっととの事。しかしこれからコミケ会場に行くのに大荷物なのもなあと渋っていると、販売員さんから「この桃はこんな値段で滅多に出ないんですよ……!」と猛プッシュされ、そこまで仰られるのならと買った次第でした。今にして思えば販売員さん、プッシュして下さって本当にありがとうございます。
それが、伊達の蜜桃でした。
ぐぐってみると一目瞭然なんですが、あかつきという品種の中でも希少なブランド桃で、ほんとに4玉千円ちょっとは破格もいいところ。更には早く申し込まないと早々に売り切れる代物です。あの時はほんとに偶々だったんでしょうね。
本筋と逸れるのでコミケがどうだったかは省きますが。帰宅後一つ食べてみるかと、これまた軽い気持ちで剥いてみたらですね。
滅茶苦茶美味しかったです。
あかつきというと「硬い」と聞いていたので、どれだけ硬いんだろうと思っていたんですが全然そんな事もなく。やわらかジューシー、とにかく甘い、しかし香り高く味がしっかりしている。
それ以来、夏になると伊達の蜜姫を購入しています。うっかり時期を忘れがちなので、毎年大体気付いた時には蜜桃は終売していたり、それ以前にあまりのお値段にしり込みして、結果的に蜜姫になったりするわけですが。蜜姫もほんとに美味しいし、それよりワンランク下がる特秀でも十分美味しいんですよね。
苺に関しては元々一番好きな果物なのでさておくとして、洋梨と桃は見極めも難しくて、その分美味しい物を見つけた時の驚きも大きいです。桃の時期が終わるまで今年もあとちょっとですが、もう少し食べられたらいいなあと思いつつ。